平成最後の夏に寄せて・・・
「平成最後の夏」
という謳い文句に僕の心が動かされたわけではないが。
少なからず何かしらの心の動きがあったのだろう。
僕はお盆とか、正月があまり好きではない。
もともと友達も少ない僕は、正月やお盆によく開催される同窓会や同級会といった類に呼ばれる機会が皆無だからだ。
はみ出し者で、ちょっと否かなり変わっていた僕に学校時代親しい友人などいなかった。
だけど、当時の記憶だけは鮮明に残っていて、「消したくない過去」があるのも事実だ。
そんな哀しいことがあると、
僕は決まって裏山を駆けあがり、人気のいない山の中で大粒の涙をボロボロと流して、
気が済むまで泣いたもんだ。
澄み渡る無限の青空。
色鮮やかに広がる緑。
注ぎ込む太陽の光。
畑仕事でもしている人がいない限り、誰にもここにはやってこない。
山が僕の悩みを少しは解消してくれたのかもしれない。
家の近くにこんな大自然が広がっていなければ、僕もどんな人生を送っていたのかわからない。
人生につまずいたり、悩んだりしている時。
見たことも無いくらい素敵な景色を目の当たりにすると、
人の心はかなり動くものだ。
不治の病だって治るんじゃないかって気持ちになる。
だから、きっと大丈夫だよ。
どんなに辛い今日だったとしても、
必ず素敵な明日がやってくる。
そして、
一秒一秒を大切に生きてほしい。
0コメント